みんなの家

三谷幸喜作品の映画「みんなの家」が好きで何年か前に見ました。ある夫婦が家を建てるときに、唐沢寿明演じる今どきの若いデザイナーが設計して、田中邦衛演じる昔ながらの大工さんが作るという設定の中で、デザイナーのこだわりと、大工さんのこだわりの間で起こる衝突を描いたコメディー映画です。
　今まさにこの状況に私はいます。私はデザイナーではないですが、自分の店の内装をこんな感じにしたいというイメージをもって親方に伝えて工事してもらっているのですが、長い経験を持つ親方の考えから訂正をうけることが多く、説得するのに苦労する場面が幾度とあります。しかしやり取りの結果で親方の考えに従って良かった場面が多く、ありがたい意見だなと今では感じます。
　どんな仕事でもそうですが、一人の意見だけで決定するのでは限界があります、いろんな意見を出し合うこと論議することで良い仕事ができるんだなと改めて感じるとこができた気がします。良い仕事をするには、従業員どおしのコミュニケーションがうまくとれていて、末端の意見もしっかり聞くことができる環境であり、論議して良い結論がだせることが大切ですね。